今回はGR-ROSEを使用して、アナログ値をサンプリングしたいと思います。GR-ROSEには、RX65N マイコンが搭載されています。GR-ROSEは小型の基板でありながら、WiFi、Ethernet、USB、RS485などさまざまなインターフェイスを搭載しており、応用が利きそうです。GR-ROSEの開発は、オンラインのIDEとオフラインのIDEが用意されています。オフラインのIDEには、e2studioやIDE for GRがあります。IDE for GRを使用するとArduinoライクなスケッチで開発を行うことができます。今回は、e2studioを使用して開発を行いたいと思います。
GR-ROSEに関しては、姉妹サイトでも紹介しているので参考にしてください。
- GR-ROSE(1)-動作確認
- GR-ROSE(2)-Timer
- GR-ROSE(3)-RS485
- GR-ROSE(4)-e2studio schetch
- AmazonWebService(6)-Amazon FreeRTOS動作確認(GR-ROSE)
- AmazonWebService(7)-ポート 443を使った証明書によるクライアント認証でMQTT接続(GR-ROSE)
- RX(21)-Ethernetフレーム通信
- RX(22)-TCP/IPプロトコル 通信
- RX(23)-TCP/IPプロトコル 通信(noblocking)
今回作成する機能は下記のハードウェア構成で作成します。RS232通信を行うために、FTDIのICも使用します。
機能の概要は下記のようになります。
- 1秒間ごとに入力されているアナログ値をAD変換(サンプリング)します。
- サンプリングした値は、RS232通信で送信されます。
- サンプリングする際に、LEDを点灯と消灯を切り替えます(点滅する)。
それでは、アナログ値をサンプリングする機能を構築したいと思います。まずは、新規プロジェクトを作成します。新規プロジェクトの作成方法は、下記のページを参考にしてください。ターゲット・デバイスは、「R5F565NEHDFP」なので、「R5F565NEHxFP」に設定してください。