アナログ回路(14)-オペアンプ(両入力端子-プラス電圧印可増幅回路)

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前回、反転増幅回路、非反転増幅回路、差動増幅回路(減算回路)等をLTspiceを使用してシミュレーションをすることで理解を深めてきました。これらに関しては下記のページでご紹介しています。

反転増幅回路、非反転増幅回路に関して

アナログ回路(9)-オペアンプ(反転増幅回路・非反転増幅回路)

差動増幅回路(減算回路)、加算回路に関して

アナログ回路(11)-オペアンプ(加算回路、減算回路-差動増幅回路)

反転増幅回路、非反転増幅回路はよく入力の片側をGNDにして使用しているものをよく拝見します。上記のページで紹介しているサンプル回路もそうです。反転増幅回路の場合は、プラス入力端子側をGNDに、非反転増幅の場合は、マイナス入力端子側をGNDに接続しています。それでは、両入力端子にプラス電圧を印可した場合はどうなるのか気になります。両入力端子にプラス電圧を印可したものとして差動増幅回路があります。これはこれで、便利な回路であるのですが、いろいろな回路図を見ると反転増幅回路や非反転増幅回路で似たような回路で両入力端子にプラス電圧を印可した回路を見かけたりします。そこで今回は、反転増幅回路や非反転増幅回路で似たような回路で両入力端子にプラス電圧を印可した回路がどのような動作をするのか考えたいと思います。

使用する環境は下記のとおりです。

  • Windows10
  • LTspice XVII

それでは、早速、LTspiceを使用して、回路図を作成して、回路を作成したらシミュレーションを行いたいと思います。