前回、MOSFETを使用して、コレクタ接地回路を作成してみました。MOSFETを使用したコレクタ接地回路に関しては、下記のページを参照してください。
アナログ回路(17)-MOSFET(ソース接地回路とドレイン接地回路)
今回は、RL回路を作成して使用して、コイルの動作をみていこうと思います。また、RL回路を式で表して、コイルの値や抵抗の値を変えてみてなぜそのような動作をするのか考えてみたいと思います。
使用する環境は下記のとおりです。
- Windows10
- LTspice XVII
下記のようなCR回路を構築しました。抵抗は 1Ω、コイルは 25μH です。
電源は下記のような設定になっています。
- PULSE
- Vinitial[V]:0
- Von[V]:5
- Trise[s]:1n
- Tfall[s]:1n
- Ton[s]:125u
- Tperiod[s]:250u
シミュレーション結果は下記のようになります。
概ね125u秒後には、コイルに流れる電流は 5Aとなっており、コイルにエネルギーが蓄えられた状態になっていると思います。それでは、抵抗を 5Ω、コイルは 25μHにしてみます。シミュレーション結果は下記のようになります。