前回、MOSFETについてご紹介させていただきました。FETの特徴として下記のようなものが挙げられます。
- ゲート・ソース間にかける電圧によってドレイン・ソースの間に流れる電流を制御する電圧制御素子ある。
- ゲート・ソース間の抵抗が非常に高い,そのため入力インピーダンスの高い回路を設計できる。
- ドレイン電流はある一定値以上流れない。
このMOSFETを使用して回路を構築してみたいと思います。下記のページを参照してください。
以前、トランジスタですが下記の3つの接地方式を紹介させていただきました。下記のページを参照してください。
- エミッタ接地
- コレクタ接地
- ベース接地
アナログ回路(15)-トランジスタ(エミッター接地回路とコレクタ接地回路)
MOSFETも下記のようにこれらに類似した接地方式を構築できます。
エミッタ接地 | ソース接地 |
コレクタ接地 | ドレイン接地 |
ベース接地 | ゲート接地 |
トランジスタ同様、ソース接地とドレイン接地は使用する機会も多いと思いますので、これらの回路を見ていきたいと思います。使用する環境は下記のとおりです。
- Windows10
- LTspice XVII
まずは、ソース接地回路からです。前回下記のような回路を作成してみました。下記のページを参照してください。
本日はドレイン接地回路を作成してみたいと思います。