SignalTapⅡはロジック・アナライザ機能です。Quartus PrimeはFPGA内部の信号を観測してデバックする為のロジック・アナライザ機能としてSignalTapⅡを提供しています。
それでは、早速使用してみます。まずは、TalkBack機能を有効にします。Tools→optionsよりoptions画面を表示します。options画面のInternet Connectivityを選択して、画面よりTalkBack Optionsを選択すると、Quartus Prime TalkBack画面が表示されます。Enable sending TalkBack data to Alteraチェックボックスにチェックを入れて有効にします。
前回、作成したLED点滅回路のcounter_1sec[31:0]とcounter_led[2:0]を見てみようと思います。SignalTapⅡの無償版では、観測する信号の選択やトリガ条件を変更する際には、フルコンパイルが必要です。tools→SignalTapⅡ Logic Analyzerを選択して、SignalTapⅡをを起動します。
Setupタブ内の空白部分をダブルクリックして、Node Finder画面を表示します。Namedにキーワードを入れて、Listを選択すると、Matching Nodesにキーワードに一致したものが表示されます。counter_1secとcounter_ledをNodes Foundに設定します。
SignalTapⅡの画面に戻り、Signal Configurationを設定します。Clockはclkを指定、Storage qualiferのTypeをContinuousを指定、TriggerをAuto、Sequential、Pre trigger position、Triggerを指定、conditionsを1指定、Trigger in、Trigger outのチェックボックスを無効にする。
Start Compilaiton(三角を90度回転したマーク)を選択して、フルコンパイルを実行します。
フルコンパイルが完了したら、JTAG Chain Configurationを設定します。SOF Managerで、作成したsofファイル(FPGA.sof)を指定します。Run Analysisボタンを選択すると、波形が表示されます。