MCU RX65N(1)-アナログデータのサンプリング(GR-ROSE)

今回はGR-ROSEを使用して、アナログ値をサンプリングしたいと思います。GR-ROSEには、RX65N マイコンが搭載されています。GR-ROSEは小型の基板でありながら、WiFi、Ethernet、USB、RS485などさまざまなインターフェイスを搭載しており、応用が利きそうです。GR-ROSEの開発は、オンラインのIDEとオフラインのIDEが用意されています。オフラインのIDEには、e2studioやIDE for GRがあります。IDE for GRを使用するとArduinoライクなスケッチで開発を行うことができます。今回は、e2studioを使用して開発を行いたいと思います。

GR-ROSEに関しては、姉妹サイトでも紹介しているので参考にしてください。

今回作成する機能は下記のハードウェア構成で作成します。RS232通信を行うために、FTDIのICも使用します。

機能の概要は下記のようになります。

  • 1秒間ごとに入力されているアナログ値をAD変換(サンプリング)します。
  • サンプリングした値は、RS232通信で送信されます。
  • サンプリングする際に、LEDを点灯と消灯を切り替えます(点滅する)。

それでは、アナログ値をサンプリングする機能を構築したいと思います。まずは、新規プロジェクトを作成します。新規プロジェクトの作成方法は、下記のページを参考にしてください。ターゲット・デバイスは、「R5F565NEHDFP」なので、「R5F565NEHxFP」に設定してください。

RX(3)-RS232通信