前回は、ダイオードを使用して、AND論理回路を構築しました。前回の内容は下記のリンクを参照してください。
今回は、CR回路を作成して使用して、コンデンサの動作をみていこうと思います。
使用する環境は下記のとおりです。
- Windows10
- LTspice XVII
下記のようなCR回路を構築しました。抵抗は 2kΩ、コンデンサは 100μF です。
電源は下記のような設定になっています。
- PULSE
- Vinitial[V]:0
- Von[V]:5
- Trise[s]:0.0001m
- Tfall[s]:0.0001m
- Ton[s]:1
- Tperiod[s]:2
シミュレーション結果は下記のようになります。
1秒後には、電圧は 5V となっておりコンデンサに電気が充電したと思います。それでは、抵抗を 5kΩにしてみます。シミュレーション結果は下記のようになります。
1秒後には 3.062Vになっています。コンデンサは充電完了していません。充電にはもう少し時間が必要なようです。この回路は積分の働きをすることから積分回路とも呼ばれます。
このCR回路ですが式であらわしてみたいと思います。このCR回路を式で表すと下記のようになります。